薬殺処分

1970/04/11

新潟県は、処分方法が二酸化炭素によるガス殺ではなく、麻酔薬を皮下注射で投与した後、サクシンを打ちます。
現在の最善の方法、ペントバルミツール過剰投与による方法とされていますので、自治体Aも完全な方法といえいません。けれども、麻酔薬(ケタミンとドミトールの混合)を打つ際に少ししみるということはあるものの、もがき苦しむなどということはありません。
一頭の成猫の処分現場に立ち会いました。
 

薬殺処分 レポート

おとなしく、きれいな猫でした。抵抗も無く、皮下に麻酔薬を注射されると、一瞬びくっとし短い悲鳴を上げました。
その後、時間の経過と共に、身体の自由が利かなくなり、ゆらゆらとして倒れました。
ケタミンの特徴として、目を開けたまま昏睡するというものがあるため、眼瞼反射で意識が完全になくなったことを確認します。そしてその確認後、サクシンを投与。
ゆっくりゆっくり死に至りました。
この際、酸素が体にいきわたらなくなるため、幾度と無く痙攣が起こります。
ただ、このとき既に麻酔がかかっており意識はありません。
職員の方が何度も何度も猫の体をさすり、頭をなでてあげていました。
 
元気な動物を殺すということは、どんな理由があれ、どんな方法であれ、やはり「安楽」とはいえません。その動物にとって何の理由も無く殺されるのですから「安らかで」「楽」なはずが無いのです。

この子を持ち込んだ飼い主、その身勝手さをゆるす(引き取らなくてはならない)日本の法制度と社会モラルによってこの猫は殺されたのです。

しかし動物のより安楽な殺処分方法への移行は必要です。

なぜなら、今も18万頭もの動物が殺される運命にあり、ペット業者により繁殖すら続いている状態です。さらには、飼い主による虐待、福祉に配慮のない飼育(一般的に言われるネグレクトや虐待だけでなく、綱につないだり、散歩を怠る、小さな部屋で多頭飼育するなどを含む)が多数ある社会で、殺すときですら非倫理的な方法を取ることは絶対に許されないからです。

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